SNSの匿名性がもたらす分身術

SNSは、驚くほど簡単に「自分のクローン」が作れちゃいます。

インフルエンサーの方々は、基本的に信用を積み上げてフォロワーを増やして、その信用を基に収益を上げているわけですが、一部界隈から投稿内容に反感を買ったり、対応に失敗すると、その信用はあっという間に失われてしまいます。

フォロワーの皆さんは意外とシビアで、少しの炎上で一気に信頼を失ってしまうんです。

そして、一度失った信用を取り戻すのは難しい。

何年もかかることもありますし、また新たなスキャンダルでも起こせば、ダメージはさらに大きくなってしまいます。

そこで登場するのが、いわゆる「クローン」という手法です。

別のアカウントを作ったり、他のプラットフォームに移動したりして、まるで新しい自分として再スタートを切る。

しかも、匿名性が高いSNSでは、誰が本当に裏で動いているのかはなかなか分かりにくいですよね。

だからこそ、信用がマイナスになったときには、地道に信用を回復するよりも、新しいアカウントを作って、そちらで再び収益を狙うという選択をするわけです。

これはまさに、今のSNS社会ならではの戦略だと思います。

SNSユーザーって、新しいものが好きな方が多いじゃないですか。

「あ、このアカウントは新しいな」「面白そうだな」と思ったら、過去にどんなことがあったかなんて気にせず、すぐにフォローしてしまう傾向があります。

ですから、インフルエンサーの方も「それなら新しいアカウントを作って、またゼロから信用を積み上げるほうが効率的だよね」と考えるのも、無理はない。

実際に、そのやり方で成功している人も少なくありません。

そして、匿名性の高さというのも非常に重要なポイントです。

特に日本では、顔を出さずに活動するインフルエンサーや、声だけで人気を集めるVTuberの方々も多くいらっしゃいますよね。

顔バレやリアルな情報が少なければ少ないほど、何度でも「クローン」を作ることができて、それがまた新しい収益源になるんです。

信用が尽きてしまったとしても、新しいアカウントや別のプラットフォームで再起を図るのが簡単な時代になったということです。

だから、わざわざ時間をかけて信用を回復するよりも、新しい場所でやり直す方が効率的で早いということなんです。

SNSの課題でもありますが、一方で賢い戦略とも言えるかもしれませんね。

信用を築くために時間と労力をかけるよりも、サッと新しいアカウントを作って、ゼロからまたスタートすれば、それでまた荒稼ぎできるワケですから。

これぞまさしくSNSの匿名性が生み出した現代の「クローン」戦略なんだと思います。

結局、インフルエンサーにとって最も大切なのは「継続して収益を上げること」ですから、壊れやすく曖昧な「信用」にこだわりすぎる必要はないのかもしれません。

失敗したら次に行くという選択ができる時代だからこそ、インフルエンサーの方々はどんどん新しい自分を作り出していくんですよね。

関連記事一覧