自己啓発がなくならないワケ
自己啓発の良さというのは、ノウハウや具体的なスキルを教えることではなくて、むしろ「気づき」を与えてくれる点にあります。
多くの方が求めているのは、どちらかというと「自分が変われるかもしれない!」という高揚感や、その瞬間に感じるエネルギーなんですよね。
ですから、必ずしも内容が深くなくても、広く大衆に響くんです。
実際、自己啓発のメッセージって「夢を持ちましょう!」とか「ポジティブでいましょう!」といった、とてもシンプルなものが多いじゃないですか。
例えば、SNSで自己啓発系の投稿がバズるのも、その理由だと思います。
具体的な方法論よりも、「なんだかこの人の言葉で元気をもらえた!」という感覚が、多くの人にとってはそれだけで十分なんですよね。
まさに「バカだと思われないための思考法」といったところでしょうか。
ただ、これがなかなか厄介でもある。
情報の質や深みを求める人からすると、「こんなに単純なことで、みんな納得しちゃうの?」と思ってしまうこともあります。
でも、多くの人はそんなに深く考えないことが多いですから、自己啓発のシンプルさがむしろ強みになるんでしょうね。
それに、自己啓発系のコンテンツって、一時的にでも「やる気」を引き出してくれるので、それ自体が多くの人にとって価値があるんです。
だから、具体的なノウハウがなくても、感情を動かす力があればそれで十分ということです。
結局、自己啓発というのは「答え」を提供するというよりも、「感情の動かし方」を教えるものなんです。
たとえそこに有益な情報がなくても、その瞬間だけでも人を前向きにさせられるのであれば、それで「効果がある」と言えるんですよ。
ただ、その効果が一時的だと、また次の自己啓発を求めるループに入ってしまうのが、自己啓発の厄介なところでもあります。
でも、多くの人にとっては、その一時的なやる気やポジティブな感情が、日々を乗り越えるためのエネルギーになるので、自己啓発というものはこれからもなくならないでしょうね。
劇毒にも良薬にもなり得ますので、ご利用は計画的に。
